先週末のこと。 中部にある取引先から一通のメールが届きました。
訃報でした。
普通科の高卒で、右も左も分からぬまま、然したる目標も無いまま、就職し。 何に対しても反抗的な私に、
“仕事とは何たるか”・
“会社とは何たるか”、そして金型設計を・・・それこそ
“一”から 私に叩き込んでくれた人でした。
トヨタグループである大手企業からヘッドハンティングで来られた方でしたので、半端無く厳しい方でした。 その方と出会わなければ 今の私は無かったと言っても過言ではありません。 決して優しく接してくれたわけではありません、むしろ大嫌いでした。 それまで接っさなかった部類の人間だったんでしょう。
が、そんな私の意識とは関係なく、どんどん惹きこまれ。 会社を辞め 個人事務所でウダウダやってた頃、見かねて(私の)独立を後押ししてくれたのも、その方でした。
結局、大阪の水に合わなかったのか、その方もその会社を辞め、中部に戻りその系列のメーカーに行かれたのですが。 それからもコマゴマ仕事を回していただいたり、何かと世話になっておりました。
一年ぐらい前、(仕事で)大阪へ来られた時、声をかけていただきお会いしたのですが、その時(>ちょうど私が急性心筋梗塞で倒れた後だったので)私の体を気遣いながらも、舌癌で手術を受けるのだと告げられました。 その後中々連絡も取れずにいたのですが、周りからちょくちょく情報は得ていて安心していました。
が、死とは突然やって来るんでしょうね。。。。。本当に急な事でした。
最後のお別れには是非行きたかったのですが。 岐阜、と遠く、今の私の仕事状況と経済状況を考えると、会わせる顔がなく、行く事が出来ませんでした。
すみませんでした。 心より御冥福をお祈り申し上げます。