高校の頃 停学処分をくらった事があるのだが・・・・・
過去自慢は嫌いなので(停学が自慢なのか?)、別に細かく語る気は無いのですが、面白い話なのでしようと思う。
当時の高校では
“バイク3ない運動”なんてのがありまして、
「免許を取らない、バイクを買わない、バイクに乗らない」てな事を言われておりました(笑)
興味アリアリのその頃に んな事言われたって、火に油を注ぐだけで・・・逆に拍車がかかったもんである。別に親に金出してもらう訳じゃないし・・・バイトして・・・勝手に免許取りに行って・・・・勝手にバイク買っていた。
んが!? その“3ない運動”のお陰で当然校則違反である。当時は原チャリ(50cc)であれば、ヘルメットの着用義務は無かったのですが、顔を隠す為にヘルメットを被っていた・・・・しかもスモークシールドに換えて完全に顔が見えない様にしていた・・・・・・・・
んが!しかぁ〜しっ!?
いつもの様に機嫌よく登校し、
「さぁ!今日も一日勉学に励むぞぉ!」(と思ったかどうかの記憶は定かでないが(笑))と今まさに1限目を迎えようとした瞬間・・・・先生に首筋を掴まれ・・・ババタレ猫の様に訳も解らぬまま生徒指導室に連れてかれてしまいました・・・・・。
正直な話・・・レベルの低い学校だったので、“生徒指導”や“体育教官”の先生は・・・・ホントに教員免許を持っているのか?と疑いたくなる様な
ヤクザまがいの先生ばかり・・・。と言っても私は別にそんな先生は恐ろしくもなんとも無かったんです。ただ一人・・・柔道部の先生を除いては・・・・。
さて生徒指導室に連れて来られた私は、いったい何が始まるのかとおもっていたら、おもむろにドスを利かせた声で一人の先生が・・・・
「お前!昨日バイクに乗っとったなっ!ワシが見たんやっ!!」と、「何イキっとんねん?このチンパンジーがっ!」と思いつつも、私の頭をよぎるのは
“我柔道部の先生の怒り狂った顔”。昨日バイクに乗ってたのは事実やし・・・ココでゴネて(柔道部の)先生が登場したら、間違い無く顔の“形と色”が変わってしまいます。ココは素直に認めようと・・・「ハイ・・・乗ってました」と白状しました。
するとその先生のクチから、意外な言葉が飛び出した!!!
「そやろ!!○○町の○○交差点を東から走ってきて右折してたんや!!」
あれ?・・・・・ワシ・・・んなトコ行ってない・・・・??
「えっ?そんなトコ行ってませんよ????」
と・・・しばし押し問答が続きましたが、最初に乗ってた事実を認めているので、何を言おうが無駄・・・・結局“停学”には変わりないのです・・・。
(よく考えると、全く顔が見えないのに、特定出来る訳ないのだ・・・
デブってだけで・・・・ワシと決めやがった(T_T))
よくよく聞いてみると、その先生は私によく似た体型のヤツを見ただけで、車種も違えば、服装やヘルメットの色さえも違う・・・・・先に言えよぉ〜orz
めでたく・・・・
5日間の停学となりました・・・・。
その後、授業を終え・・・やっぱり登場してきた(柔道部の)先生・・・・
さぞかし「ボコボコ」にされるんやろなぁ・・・と覚悟してたら・・・・
「ぎゃははははは〜アホやのぉ!」と・・・肩を揉まれました・・・えっ?それだけ??
(パシパシ頭を殴りながらですが・・・・んな事はいつもの事なので・・・)。
結局・・・・赤の他人の空似と先生恐さに自供し停学になった・・私だったのでした。
「ただの“アホ”やん!!」